おいも研究室

chihakuma's weblog

全奏(カヴァレリア・ルスティカーナ)

久しぶりのオーケストラの練習。非常に有意義で楽しかった。練習が進むにつれて深まる理解度。オペラはやはり、ストーリーが理解できていないとダメだ。
カヴァレリア・ルスティカーナ。最初はどうしようもない不倫の話程度の認識だったが、サントゥッツァが妊娠しているという解釈を聞き、このオペラの悲痛さが急に迫ってきた。また、登場人物の誰もが心に痛手を負っている事が理解できてきて、音楽が立体的に感じられるようになってきた。初めて聴いた時は取っ付きにくく大丈夫かと心配していたが、どのシーンも意味のある音楽として立ち上がってきた。
今回プロの指揮者だが、当たり前だがやはり指導が上手い。普通のサラリーマンの自分は、普通に過ごしている限りこういう経験は得られない。非常に貴重である。