おいも研究室

chihakuma's weblog

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

読書『コンビニ人間/村田沙耶香』

社会の「フツウ」に馴染めない主人公が、「コンビニ店員」に自分を見つける話。今まで「社会の歯車じゃなくなる」という話は沢山あったのではないかと思うのだけれども「自ら進んで歯車になる」という話はあまり無かったのではないかと思う。 私はこの作品を…

読書『人生の短さについて:著/L.A.セネカ、訳/中澤務』

気がついたら、今年も残り僅か7週間である。世間一般的に「歳をとると、時間が経つのが早く感じられる」と言われるが、これほどにまで1年があっという間に過ぎ去るようになるとは思わなかった。恐怖を感じる。そんな時、本書が目に飛び込んできた。 奪われ…

読書『天才シェフの絶対温度「HAJIME」米田肇の物語/石川拓治』

読み終えると、日常の風景が変わって見えるようになる本に、たまに出合う。この本は、そんな本の一冊だ。(思いが強すぎて、以下珍しく長文となる。) 主人公はフレンチシェフ、米田肇。25歳で脱サラして料理学校に通い始め、30台半ばで自らの店でミシュラン…

食事『らぁ麺やまぐち 辣式』@東陽町

麻婆まぜそばが有名なお店らしいが、おととい蒙古タンメン中本のカップ焼きそばを食べて胃腸が弱っていたため、塩らぁ麺をいただく。 麺はつるつるの細麺。スープは透き通っていて、あっさりとしていつつも、魚介のコクと旨みをしっかりと感じる。ワンタンも…